ハウスクリーニング技能士の実技試験の内容は

ハウスクリーニング技能士の実技試験の内容は

ハウスクリーニング技能士は、平成24年に国家試験として厚生労働省に認められた新しい資格です。ハウスクリーニングが一般家庭にも普及するとともに、ここ数年特に注目されている資格のひとつです。ハウスクリーニング技能士になるには、学科試験と実技試験の2つの試験に合格することで技能士として認められますが、実技試験の合格率や30%ほどと狭き門となっています。そこで今回は、ハウスクリーニング技能士の実技試験の内容について詳しく解説していきます。

ハウスクリーニング技能士の実技試験は7つの課題

ハウスクリーニング技能士の実技試験では、7つの課題が出題されます。それぞれの課題には標準時間と見切り時間、得点が設定されており、標準時間を目安に仕上げることが合格への近道となります。採点は減点方式で、すべての課題で60%以上の得点を獲得することが合格の条件となり、どれかひとつでも合格点をクリアできないと不合格となります。また、見切り時間を過ぎても作業が終了しなかった場合は、その時点で不合格となってしまいます。7つの課題については次で紹介します。

レンジフード洗浄

レンジフードの外側と内側、シロッコファン内部、オイルキャッチャーの油汚れを落とすことはもちろん、取り付け壁面やコード、ネジまでの洗浄が作業内容となっています。標準時間は25分、見切り時間は28分で、1800mm×2000mmの養生シート内で作業を行います。得点は20点です。

ウール素材のダイニングチェアのクリーニング

汚れの程度は1年分の水溶性の汚れで、座面全体とリンサー作業を行います。標準時間は10分、見切り時間は13分で、得点は10点です。汚れを取るのに適した資機材を選んで効率よく作業をすることがポイントとなります。

ステンレスの油汚れ落とし

ステンレス部分に付着した油汚れを落とします。標準時間は10分、見切り時間は13分で得点は10点です。汚れの程度は1年ですが、重度の油汚れが付着していることを想定しています。100mm×200mmが作業範囲となります。

五徳の油汚れ落とし

五徳にこびりついた焦げ付きや油汚れ落とす作業になります。作業範囲は一般的な五徳の約半分の900mm×450mmが基本です。標準時間は10分、見切り時間は13分、得点は10点です。焦げ付きの汚れの程度は1年分で、こちらも重度の汚れを想定しています。

ビニルクロスの汚れ落とし

壁に貼られたビニルクロスに付着した、100mmほどの油汚れや水溶性の汚れを落とす作業です。標準時間は8分、見切り時間は1分で、得点は10点です。

磁器タイルの汚れ落とし

風呂場などの床タイルに付着した、石鹸カスや水あか、ごみなどが付着したことを想定し、汚れを落とします。200mm×50mmの範囲の汚れを標準時間8分、見切り時間11分以内で作業を行います。得点は10点です。

フローリング床の傷補修

床についた傷を、床と同じ色、同じ高さに補修し仕上げる作業です。傷の長さは100mmほどで、傷をいかに目立たないように仕上げるかがポイントです。標準時間は10分、見切り時間は13分で、得点は10点です。

ハウスクリーニング技能士の実技試験の持ち物は

ハウスクリーニング技能士の実技試験は、全国4つの会場で10月ごろ実施されます。作業しやすい服装、作業靴は必須です。持ち物は受験票と使い捨てでないゴム手袋、白色のウエス7枚以上を忘れずに用意しましょう。ウエスは自身で用意したものしか利用することができません。