ハウスクリーニングの起業で失敗しないようにするには

ハウスクリーニングを起業するに必要な資格はありません。開業資金も比較的少なくて済むので参入しやすい業界と言われています。
また、ハウスダストなどが原因で、アレルギーやアトピー性皮膚炎などを発症してしまうために、ハウスクリーニングの需要は高まっています。
ハウスクリーニングを起業するには何をすればいいのでしょうか。
ハウスクリーニングの起業の仕方
ハウスクリーニングの起業のやり方として、考えられる方法は、フランチャイズのハウスクリーニングに加盟するか個人で起業するかの2つです。
フランチャイズに加盟すると、初めから、大手ハウスクリーニングの会社を名乗ることができる為に、知名度があり、お客様の信頼を得やすくなります。広告も本部が出してくれるので、自分で集客する必要がありません。
開業時には、開業費としてまとまった資金が必要です。また、毎月一定のロイヤリティを本部に支払う必要がある為に、フランチャイズでの独立は、本部の支店のような感じなので、本部に縛られてしまいます。
その点、個人での起業は、開業資金を最小限に抑える事ができて、働いて得た収入は、個人にすべて反映されます。自分のやりたいように事業を展開していくことができます。
自分で集客を行わなければなりませんが、今はフリーペーパーやSNSなど宣伝する媒体は以前より多くなってきています。
地元に密着したハウスクリーニングを開業して、お客様から認められるようになれば、口コミで集客する事が可能になります。
ハウスクリーニングの起業を考えた時に、必ず必要ではありませんが、全国ハウスクリーニング協会が実施している国家試験の取得を考えるのも起業への1歩となります。
ハウスクリーニングで起業する時の注意点
起業する時に注意する点として、細心の注意を払っても、クロスを汚してしまったり、エアコンの部品を壊したり、ハウスクリーニング中に予想外の事故が起きる事があります。多額の修理代を請求される事もあるので、賠償責任保険に入っておくようにすると安心して仕事ができます。
掃除道具や洗剤の知識をしっかり身に付ける事で、トラブルが起きないようにすることが重要です。
ハウスクリーニングによくあるクレームを理解しておくようにします。
ハウスクリーニングの料金は「2時間○円」「作業員2名で○円」という形態がほとんどです。作業時間が短くなったのに普通の料金を請求をするとクレームの元になります。
作業時間が短くなった場合は、料金を割引したり、他の箇所を掃除するなどのサービスを考える必要があります。
バスタブやエアコンは傷つきやすいので、クレームになりやすいですが、清掃後の匂いもクレームの的になります。
掃除後に換気をしっかりしてもらうように説明を十分にしたり、毎日の手入れの方法を伝えたりする事も重要になります。
フローリングや壁紙が変色してしまったというクレームもあるので素材をきちんと確認しなくてはいけません。
ハウスクリーニングを依頼すると、家中を新築に近いようにピカピカしてくれると思い込んでいる人が多いです。ハウスクリーニングの知識があっても、落とせないカビや汚れはあります。
汚れの説明をきちんとして、落とせる範囲でと納得してもらうようにします。
プロのハウスクリーニングとして、恥ずかしくない技術を身につけなくてはいけません。