ハウスクリーニングを行うのに資格は必要なのか

ハウスクリーニングを行うのに資格は必要なのか

ハウスクリーニングは、企業や一般家庭を対象に依頼された空間の清掃を請け負う職業です。ここ数年企業だけでなく一般家庭にもハウスクリーニングが普及し始め、ハウスクリーニング業を開業する人も増えています。そこで気になるのは、ハウスクリーニングを開業するときに資格は必要かどうか、ということです。今回はハウスクリーニング開業と資格について紹介します。

ハウスクリーニング開業に資格は必要ない

ハウスクリーニング開業するときは何か資格が必要なのではないか、と思われがちですが、結論から言うとハウスクリーニング開業に資格は特に必要ありません。言ってしまえばだれでも開業することができる職業であると言えます。開業するのに資格は特に必要ありませんが、開業した後の集客や経営をいかにうまくこなしていくかということが、事業拡大のポイントとなります。せっかく開業しても集客や経営の知識がなければ、仕事を続けていくことは難しいかもしれません。経営学や集客のスキルはもちろん、接客技術と清掃技術を身に着けておくことは、ハウスクリーニング業を開業するための最低限の条件となります。

資格よりもハウスクリーニングの知識を身につけよう

ハウスクリーニングを開業するに、資格を取得するよりもハウスクリーニングに関する知識を身につけることのほうが大切です。何の知識もなく開業できる職業ではないので、まずは知識を習得するためにハウスクリーニングのエキスパートに弟子入りすることが一番の近道となります。信頼できるハウスクリーニング会社に入社するのもいいですし、個人経営のハウスクリーニング業者で働かせてもらってもいいでしょう。まずはハウスクリーニングの基礎知識を身につけることが大切です。独立する前に同業の会社で修業をすることで、洗剤や用具の選び方や作業効率などを学ぶことができます。また、独立してからはいかに効率よく集客できるかもポイントとなります。集客の方法なども一緒に学べるとより良いでしょう。

ハウスクリーニングの資格は独立してからでも

ハウスクリーニングの資格というと、平成24年に新しく認定された『ハウスクリーニング技能士』という資格があります。この資格は国家資格のひとつで、公益社団法人ハウスクリーニング協会によって実施されている試験です。ハウスクリーニング技能士の資格は、ハウスクリーニング業を営んでいるすべての人が持っている資格というわけではありません。ハウスクリーニング技能士の資格を取得するなら、独立した後でも遅くはありません。なぜかというと、ハウスクリーニングは独立するのに資格がいらないということもありますが、ハウスクリーニング技能士の試験は、ハウスクリーニングの実務経験が3年以上ないと受けることができないからです。また、ハウスクリーニング技能士は学科と実技の2つの試験が実施されますが、これは基本的な知識がないといけません。ハウスクリーニング技能士は合格率30%ほどと比較的低く、誰でも合格することができる資格ではないといわれています。ハウスクリーニング技能士の資格は、独立した後に自分の仕事に自信を持っていることをアピールするためのひとつの方法として取得してはいかがでしょうか。

ハウスクリーニングの資格4選

ハウスクリーニング開業に資格は必要ないと述べましたが、やはり資格を持っているだけでも信頼度は変わってきます
そこで、ハウスクリーニングにはどのような資格があるのか、4つの資格を例に挙げます。

ハウスクリーニングアドバイザー

日本生活環境支援協会」が主催しています。
お掃除のスペシャリストとしての知識や視点を持ち、プロとしての道具の扱い方や状態にあった最適なお掃除方法を的確に判断したりアドバイスができるようになるための資格です。

資格の取得方法と受験資格

受験資格は特にありません。
そのため、すぐに資格を取りたいという方にもおすすめの資格となっています。

資格取得方法は2種類あります。

  1. 日本生活環境支援協会のホームページから申し込み
  2. 認定されている通信講座からの申し込み

試験内容と受講料・受験日程

試験内容は、道具と洗剤の選び方や各道具に対する効果や使い方などの知識が問われます。

  1. 日本生活環境支援協会のホームページから申し込みの場合
    受験料は10000円です。
    日本生活環境支援協会のホームページから申し込み可能となっており、在宅での試験となっています。
    70%以上の評価を取ることで、資格取得可能です。
    受験日程は、2カ月に1度の月に行われています。
  2. 諒設計アーキテクトラーニングスクールからの申し込みの場合
    ハウスクリーニングアドバイザーとクリーニングインストラクターの2資格を同時取得できるようになっており、講座の種類も2種類あります。
  • ハウスクリーニングアドバイザー W資格取得講座
    受講料59,800円 期間6ヶ月(最短2ヶ月)
    通信講座を卒業後に資格協会で行われている試験に申込み・受験する講座です。
    資格取得までの流れとしては、
    通信での学習→添削→卒業→試験申し込み→試験→資格取得
    となっています。
  • ハウスクリーニングアドバイザー W資格取得スペシャル講座
    受講料79,800円 期間6ヶ月(最短2ヶ月)
    通信講座の卒業課題を提出する事で、卒業と同時に資格が取得できる講座となっています。
    資格取得までの流れしては、
    通信での学習→添削→卒業課題→卒業→試験免除の資格取得
    となっています。

資格を活かす方法

ご自宅のお掃除はもちろんの事、仕事としてもお掃除の技術が活かされます。
例えば、リフォーム業や不動産業界など幅広い業種の方がお掃除のスペシャリストとしての知識や視点で、お客様にアドバイスをしていくといったサービスを付加価値としてつけて仕事に活かしている方もいます。
さらには、ハウスクリーニングアドバイザーとしてハウスクリーニングの専門家として活かしている方もいます。

クリーニングインストラクター

日本インストラクター技術協会」が主催されています。
掃除の幅広い知識を持ち、それを活かした掃除を行う技術のある人に与えられる資格です。

資格の取得方法と受験資格

受験資格は特にありません。
資格取得方法は2種類あります。

  1. 日本インストラクター技術協会のホームページから申し込み
  2. 諒設計アーキテクトラーニングスクールからの申し込み

資格内容と受講料・受験日程

試験内容は、キッチンの換気扇・レンジフード・魚焼きグリルなどの頑固な汚れの落とし方から冷蔵庫や食洗機を清潔に使っていくためのキッチン周りのお掃除方法、浴室や洗面所の水垢やカビなどの性質を把握して全体にキレイにする方法、バスチェア・洗面器・ボトルなどの小物類のお掃除方法、トイレの気になる臭いや頑固な尿石のお掃除方法やエアコンの掃除方法などの家すべてのお掃除方法の知識、害虫対策までの幅広い知識が問われます。

  1. 日本インストラクター技術協会から申し込みの場合
    受験料は10000円です。
    日本生活環境支援協会のホームページから申し込み可能となっており、在宅での試験です。
    70%以上の評価を取ることで、資格取得可能となっています。
    受験日程は、2カ月に1度の月に行われています。
  2. 諒設計アーキテクトラーニングスクールからの申し込みの場合
    ハウスクリーニングアドバイザーとクリーニングインストラクターの2資格を同時取得可能となっています。
    また、講座の種類も2種類あります。
  • ハウスクリーニングアドバイザー W資格取得講座
    受講料59,800円 期間6ヶ月(最短2ヶ月)
    通信講座を卒業後に資格協会で行われている試験に申込み受験する講座です。
    資格取得までの流れとしては、
    通信での学習→添削→卒業→試験申し込み→試験→資格取得
    となっています。
  • ハウスクリーニングアドバイザー W資格取得スペシャル講座
    受講料79,800円 期間6ヶ月(最短2ヶ月)
    通信講座の卒業課題を提出する事で、卒業と同時に資格が取得できる講座となっています。
    資格取得までの流れしては、
    通信での学習→添削→卒業→試験免除の資格取得
    となっています。

資格を活かす方法

ご自宅のお掃除はもちろんの事、仕事としてもお掃除の技術が生かされます。
ハウスクリーニングの仕事には大きく分けて2つあります。

1つ目は、マンションやアパートなどの退去後に行う室内クリーニングです。
退去後の清掃では、次に住まわれる方が前入居者の痕跡を感じさせないような細やかな配慮や、多方面に活用される知識やテクニックが必要です。
ハウスクリーニングインストラクターの資格取得することで、こういった細かな配慮や多方面の知識やテクニックを即戦力として活用できます。

2つ目は、在宅のハウスクリーニングです。
室内全体のクリーニングを行う場合もありますが、主に行うのが換気扇やエアコンの洗浄などの素人ではできない箇所の清掃です。
そのためハウスクリーニングインストラクターの資格取得で得た、換気扇やエアコンなどの一般家庭ではできない特殊お掃除の知識が生かされます。
このような専門的な知識やテクニックを生かして、清掃業者のフランチャイズとして独立される方も多くいらっしゃいます。

ハウスクリーニング技能士

公益社団法人ハウスクリーニング協会」が主催しています。
ハウスクリーニング技能検定試験の合格者に与えられる国家検定の資格です。

資格の取得方法と受験資格

受験資格は実務経験が3年以上あることです。
資格取得方法2つあります。

  1. 独学で、公益社団法人ハウスクリーニング協会のホームページから学科・実技試験を申し込む方法
  2. ハウスクリーニング通信訓練コースを受講して、1年間の訓練期間を経て学科試験免除で実技試験のみ申し込む方法

資格内容と受講料・受験日程

試験内容は、学科試験では住環境や換気・ホルムアルデヒドや温熱環境まで幅広い知識が出題されます。全50問のマークシートで5つの中から1つ選ぶ形です。
実技試験では、レンジフード洗浄・ウール素材のダイニングチェアクリーニング・ステンレスの油汚れ落とし・五徳の汚れ落とし・ビニールクロスの汚れ落とし・磁器タイルの汚れ落とし・フローリング床の傷補修の7つとなっています。

  1. 公益社団法人ハウスクリーニング協会から申し込みの場合
    受験料は学科試験8,900円、実技試験29,900円です。
    試験は年に1回行われています。
    毎年10月ごろに行われ、受験受付は7月いっぱいです。
  2. ハウスクリーニング通信訓練コースを受講してからの実技のみ申し込む場合
    実務経験2年以上で事業主の推薦を受けた方が対象です。
    受講費48,600円、実技試験29,900円となっています。
    訓練期間は6月からの1年間で、試験は年に1回、毎年10月ごろに行われ、受験受付は7月いっぱいです。

資格を活かす方法

実務経験が3年以上必要なため、家庭のお掃除に使う方はよりもハウスクリーニング業として働きながらスキルアップのために取得される方が多いです。
資格取得にはハウスクリーニングの作業効率や幅広い専門的知識が必要とされるため、現状のハウスクリーニング業にも大いに活用されますし、多くの会社では資格手当が付くとも言われており、社内での信頼度も大きく変わるでしょう。
また、ハウスクリーニング技能士は「国家検定」の資格で合格率が30%以下と狭き門なので、資格を取得しているとお客様からの信頼度も大きく変わってきます
独立を考えている方などは、そういった形で活かしている方も多くいます。

楽家事マスター

一般社団法人ライフクリエイティブ協会」が主催されています。
プロとして家事代行業を行えるためのスキルと、人間力を身につける資格です。

資格の取得方法と受験資格

受験資格は、楽家事アドバイザーの資格所有者が対象です。

資格取得方法としては、一般社団法人ライフクリエイティブ協会のホームページから申し込む方法があります。

試験内容と受講料・受験日程

座学では、仕事で行う家事についてや家事代行におけるマナーやお客様への報告・連絡・相談の仕方などです。実技テストでは、実際に現場に出て行うテストがあります。
受験料は85,000円となっており、受講は随時行っています
3日間の講習とテストを行うことで、資格取得可能となっています。

資格を活かす方法

家事代行業として、決まった時間内に効率よく多くの家事を行う知識やスキルを身につけられるため、一般家庭の家事ごとにも大いに活用できます。
また、仕事として家事代行を行おうと思っている方には特におすすめです。
知識やスキルだけでなく、実際の現場でお客様との接し方や作業の流れを経験できるのでこれから家事代行を仕事として行おうとしている方は、仕事としても即活用できることは大きなポイントです。

 

受験資格が必要な資格も多くあります。
資格を取得される際は、何が必要なのかを確認しましょう

今回挙げた4つの資格のうち、ハウスクリーニングアドバイザーとクリーニングインストラクターの2資格は受験資格が特に必要ではなく、誰でも受験することが可能となっています
そのため、特におすすめの資格となっています。
ハウスクリーニングを始めるにあたって資格の取得は必須ではありませんが、資格を持っていることにより、知識を持っているという証明となります。
ハウスクリーニングを始めてみたい方、自宅の掃除をもっと有意義に行いたい方はぜひ一度受験してみてもいいかもしれません。

 

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